そんなに悪い選択ではないはず、なのだが

現在服用している避妊ピル、「マーベロン」は、子宮内膜活性作用(ひらたく言えば、不正出血を起こしにくい作用)が高いので、何かと言えば不正出血を起こすオレに向いているはず、なのだが。
子宮内膜症子宮筋腫の2つを持ちつつ全摘しないままでいるが、ここしばらくは子宮サイズの増大もなく、癒着っぽい痛みも感じないで暮らせている。基礎ホルモン量が落ちて来て、ようやく婦人科疾患が暴れなくなって来たということであろう。そういう年齢になって来たってことだなぁ。


しかし、だがしかし、不正出血ばかり続くここ数年。


不正出血はピルを飲んでいるにも関わらずの子宮内膜の無駄な増殖によるものだろう。ちょいと前に新手の「子宮内膜増殖症」なるものが出現したが、どうも何かとエストロゲンが暴走しやすいらしい。
そして、あともう1種類出血の正体がある。膣や子宮頸部が「全身炎症性体質」であるオレの場合、当然炎症を起こしやすい。そして怪我もしやすい。それでちょっと荒く扱われると出血する。もっとも、こっちはとりあえず一過性で止まるからまだよかろう。(感染症を喰らう危険はもちろんこんなんだと、高くなる。やれやれ、よく今月も雑菌レベルまで含めて無事だった)
子宮内膜がじわりじわり落っこちて来る方の出血が、どうにも不愉快。また内膜増殖症が戻って来るのも恐ろしい。


子宮内膜症持ちが第一選択するべきとされているピルは、以前飲んでいたオーソMだ。が、オレはオーソMの服用中はさらに不正出血に悩まされていた事を思い出すと、戻るべきか戻らずにいるか悩ましい。
ただ不正出血を止める事だけを念頭に置くならば、吉原では最も簡単に入手できる中用量のプラノバールやドオルトンもあるが、あれらは飲んでいる間は出血を止めてくれても、子宮内膜症や筋腫をじわりじわりと進行させてくれたのだよなぁ。


本日もちまちまと不正出血に見舞われており、5月の子宮ガン検診では何ごともなかったせいもあって怖いとは思わないけど、とにかくひたすらうっとおしい。
この仕事をしていなければこの不正出血はないのかどうかは、ちらと気にならない事もない。そしてそれは「もしかして、ヘテロのセックスっていうのは普遍的に暴力にしかなんねぇんじゃ…」という長年のオレの疑問に繋がってしまうのであった。


まー、よしんばそれが暴力であるとしても、金ももらえず加害されるよりは金もらって加害の方がマシかなぁ。どちみち、すっかり購われないっつうか報われないのは一緒だから、金の介在の有無はたいした差でもない気もするが。
なんてったって、生殖のために死と隣り合わせになるのは女の身体を持つ側だけというのが、「それやっぱり根源的に暴力じゃん」と(苦笑)
いや、半シャッターで開店休業中とは言え、こちとらバイセクシュアルなんつうマイノリティに属してもいるんで、こんなくだらない事をね。