「瑕の無い正義の話はしたくない・できない」ということ

タミヤリョウコさん主催の風俗嬢のためのSTD(性感染症)とからだの情報サイト−Girls Health Labさんに、「不本意ながらもノースキン」というタイトルで読み切りコラムを書かせていただきました。ご覧いただければさいわい。


以前、タミヤさん、椎名こゆりさん、庄司優美花さんというメンバーでお話ししたおり、タイトルのような事をわたくしがぼやいたのだけど、それをそのまんま書いただけともいう。
しかし、それはこのブログでしたって仕方ないというか、わたくしが届けたいところには届かないよなぁという思いがあって、書かずに来たのだけど。(かといって、わたくしがアメブロあたりでブログ書けるか?即死するよな。無理だな)
今回、本当にありがたい機会をいただいたので、積年頭の中でとぐろを巻き切っていた話を書けたという。
気が済んだとはいかないけど、一区切りつきました。はい。


ノースキン転向前、店から「もっとお客を大事にしなきゃ」と言われたことがあったんだけど、その「大事にする」の内容がノースキンだったというのが、ええ、今もわたくしには噴飯ものでありますが。
しかし、あの場所にそういう文法があるのは確かなんですよ。その文法と、まともに正義であるセーファーセックス、正しくバリアして行う商業セックス、接客スキルや機転でどうにかかわせるはずだろお前プロだろ的「まったく正しいご意見」との、あまりに、あまりに決定的な溝。マリアナ海溝だってまだ浅いって溝。


わたくしがやりたいエンパワメントってのは、正義の話よりもまず現実の話、そのシェアなんだなぁと、またもしみじみ痛感いたしましたわね。