「こんなもんにひっかかる同性がたくさんいるなら死にたくなりますよ」

と、息子は大量に彼の携帯に送りつけられて来た出会い系サイトからのスパムを処理する都度、再三吐き捨てるように言う。
いやまぁ、最近「マンコ・カパック」さんから「インカ帝国より愛を込めて」とかいうタイトルで送られて来たスパムについては、ちょっとだけ差出人とタイトルで笑ったけどね。うわぁインカ皇帝からメール来たよ、と。


そしてオレは、まぁロボット的なものだろうが、ここに「優良業者紹介!」みたいな風俗トラックバックが貼り付けられているのを見て、しみじみと「オレの文章も電脳資産の無駄遣いだが、こういうのはもっとひどいよな」と思う。


しかし本当に、ああいうものがシステム構築のために掛けた手間歩回収できるほど儲かるものなんであろうか?
どうも無理な感じがするのだが。
しかし、掲示板やらトラックバックやらにちょっとほっておくと溢れているしょうもない宣伝スパムの多さを見るに、そこにわずかでも儲けが出ると言う希望を捨ててない人間の存在があるんだろうな。


だけど、もはやネットに於けるそういうものは悪意、嫌がらせ、怨念の類いにしか見えないんだよなぁオレには。
うん、怨念。