2009-10-24

  1. まー、家族って共同体の中では「ひとりで作業プロセスには不参加、成果だけいただき」やられたら腹が立つけど、話を社会単位に広げると、自分が受けてない利益をより深刻さを欠く状況にある誰かが受けていても、そりゃいいんじゃねぇの、もらえるもんでもらいたいもんはもらっとけ、と思う。
  2. 息子が今どんなもんだかは分からないが、まぁせめて開放感くらいは感じていて欲しいもんだ。
  3. 本当にひどい話だが、家から不機嫌な男を放り出して、娘とボクはたいへんにほっとしてくつろいでいるのであった。
  4. ってか、仏語でも英語でもMilletって同じ意味なのかしらん。
  5. ミレーは、「粟さん」なのか「黍さん」なのか。
  6. まったくまったく、悲しい彼のコピーを作らずに済んだ自分を、ものごっそい褒めてやっていい気がしてきた。さあメシ仕上げるぞー!
  7. 彼の息子がたいへん平凡につまらなく、ありがちな男のプライド問題ですったもんだして、一番殴りたいのは自分であろうところが妹を殴ったこの現状。ああ息子、てめえはえらい幸福な子供だ!
  8. 血縁ではあるけど家族じゃない親切な人の中で育った彼は、人よりうんと早く、優しさと手厚さで孤独にされる事が身にしみちゃったんだろうな。だから巻き込まれてくれて、巻き込んでくれたのだろう。
  9. 息子にああいう老成を身に付けられたら悲しくて見ていられないが、家族をやる以上、自分の居場所は能動的に家庭の仕事を引き受ける事でしか作れない事は、あの年齢なんだから了解しやがれ、である。
  10. まさか、彼はなんぞ予期していたように十代で晩年やってた訳じゃないだろうが、老成の域にあったのは間違いなく。それによってかつてのオレは、ようやく一息つかせてもらったのだ。
  11. なにげに、晩年の父の様子を母に聞くと、自分とひとつしか違わなかったあのいかついオネエとそっくりになっていたという。その父を、自分はほとんど知らないのだが。母は当初、ただ驚いたそうな。
  12. 息子の遺伝子父親(オネエ)は、むしろ家事作業場面では積極的に巻き込まれ、こちらを上手く巻き込む人であった。それが最初に一緒に暮らした相手だったのは、もしかすると不幸な事なのか。うーん。
  13. 「自分の事でもあるのに、他人が作業開始したら、自分はノータッチ姿勢で好き勝手な事を、しばしば夕飯が出来上がっても人を待たせてまでやっている」という息子の様子は近年顕著だったが、何故ああなるのかが分からない。
  14. まぁ、おかげでうちに帰ってきてこれから娘とメシなのだが。残念なのだが、娘とだけの生活って、こと近年はほのぼのしていてスムーズなのよ。メシ支度開始すれば手伝いスタンバイしててくれるし。
  15. 顧客はこちらの受け付け終了ラインをとんでもなく超えるのを躊躇ったので、また後日となってしもうた。
  16. さて最後の最後に仕事となるか。顧客からの返信待ち。
  17. 荒川区の佐川急便は優秀なのか…。それとも、集配量がそんなに少ないのか。
  18. まぁどうにかするだろう、と思っているのも、また信頼であろう。
  19. なんというか、割と悩みもせず、さっぱりと起きて弁当と朝食作って娘と食べて、土曜日なのに登校する娘を送り出して、自分は仕事場に来て仕事している。
  20. まぁ、娘の腹立ちは自分の比じゃないわけだな。
  21. そして、もう一度黒猫さんに「怒っているのはよくありまちぇんよ」と諭されている。はいすいません。
  22. 多いに腹を立てつつ、それでも明日の弁当のために米を漬けて炊飯器にセット。
  23. 色は黒いが、黒猫さんはかなりのヒーラーであるな。
  24. 「まぁおかちゃま、落ち着きまちょうか」とばかりに人の膝の上に上半身をのせて来た黒猫さんの上に、白魔導師の衣装が見える気がする。
  25. でもまぁ、うん、20年も仕送りしていたら不思議な額ではない、うん。
  26. 「あの、おかあさん、都心のマンションって四千万円じゃ買えませんよ…」「そうよ!」なんつうやりとりをした時の、あのびっくりよ。
  27. ある種救いなのは、自分は母と違って、息子に「都心にマンションが買えるほど貢いだ」なんてのちになって嘆くような甲斐性の持ち合わせは、ないことであるな。
  28. ここ10年くらいの自分の兄もすさまじいが、どうしてまったく同様の、まったくもってつまらないプライドの問題でつまづくんだあいつらは。まったく。
  29. 心配というより、もはや呆れ返って腹が立っておりまして。まさに「目が覚めるまでけぇってくんなこの野郎」でございます。
  30. 娘としても、今夜の事態を迎えるまでは息子がそんなことを言い出す背景を考えて自分には黙ってくれていた訳だが、もうその時点で、人としてのスケール差が圧倒的に、ああ。
  31. 「良くて沈没の道連れだ。そんなことしてなにが楽しいかね。ああけったくそ悪い」とか言う、とにかく格好つける精神と矜持だけは保ち続けている自分としては、今の心境、もうなんとも。ああ、けったくそ悪い。
  32. だーかーらーさー、誰かの足を引っ張ったからって自分が相対優位になれるような簡単な仕組みに世の中なってねぇよって、ぴんくちゃんねるだのホスラブだので勤務先がすったもんだしはじめた頃、オレがさんざんうちでぼやいてたのを、聞いてなかったのかあいつは。
  33. 落ち着いた娘から、最近息子に「夕飯の前は勉強するな」と一方的に命令され、困惑していたと聞かされた。思わず「…ちっさ」と呟いて頭を抱えてしまった。

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