稼げない、という現実を前に

スキン接客でやって来た同僚女子がまたひとり、秋の閑散期のあまりにあまりぶりに、避妊ピルを服用した上でのノースキン転向を決意した。
以前なら、他人事であっても、そりゃまぁ落ち込んだでしょうよねオレ。
いや、今もまだこういう事態を前にするとそれなりに落ち込むんですけどね。
でも、収入が思うに任せなくて何より困ってるの、ご本人ですしね。オレが落ち込むのは失礼なのよね。


その同僚さん、今までピルの服用経験はあるにはあるのだが、かつて服用してみたのは中用量で、副作用の吐き気があまりにひどいので継続服用は諦めたんだそうな。
今回用意したのは低用量。で、なぜか処方してくれた吉原の病院の女医さん(オレがずっと検査で使ってるところ)が、「生理の開始5日目から飲め」と指示したと言う。


んー…。
低用量、すぐに避妊効果を発揮してもらうには、生理開始初日からの服用というルールがあるのだが。そしてあの病院の女医さんは、いまさらピルの服用ルールを間違えて教えるような事はないはずなのだが。
同僚さんにはそのへんも説明の上で、「多分、多分なんだけど、先生は不正出血が起きないようにその飲み方の指示を出したんだと思う。生理が始まってすぐにピルを飲み始めると、出血を抑える効果があるかわりに、おさえられた出血があとから不正出血になって出て来ちゃう事があるのね。でも、大半の人にはそれは起きないらしいから、生理休暇があけてからすぐにノースキンで働きたいかどうか優先で考えていいと思う」とのオレの見解を示した。
あとになって、「あ、5日目からの服用指示って、もうひとつ、今回の生理周期をだいたい28日にしてやろうって意図があるのかも。いやそれもきっとあるな」と気が付いたので、先程その事、くだんの同僚さんにメールで付け加えて説明しておいた。


人によっていろいろ程度差はあるだろうけど、やっぱりスキンからノースキンへの転向っておおごとであるよ。
しかし、稼ぎたい、是が非でもある程度以上を稼がねばならぬとなったら、そんなことも言ってられないよな。この閑散シーズンに。
まぁせめて、乗れる相談には乗っておくくらいしかできないわいな自分。