今更ドラァグクィーンの歴史を追う気はないにせよ

ようやく、ようやく見られましたよ。梅ちゃんの青いシリーズ。今年は7月だってのに「青いお正月」と来た。
とりあえず楽天の方にメモ書きだけしたけど、18才から見たい見たいと思いつつ生で見逃し続けてなんと21年! 梅ちゃん、青いシリーズを続けてくれててホントにありがとう。気が付いたらかなりでかい子供2人同伴になってたけど、見に行けたようんうん。


そのへんはさておき、予想はしていたものの、観客はものすごいゲイ比率。
息子がロビーに入った途端、「センサー振り切れる。振り切れる…」と小声で囁き続けたという、あまりにあたり一面のガチムチ短髪の兄貴率。
他にも老若男女、っていうか小学生までしばしばいたり、とうに還暦越えの男女もいたりで客層があまりにバラエティに富んでたけど、やっぱり目につくのは、「嗚呼っ、アンタ方ってばそんなベタベタなホモ臭さ醸し出して!」という皆様方。
特に、最前列センターのご一団。もう足並み揃えすぎです。
あー。女子も混合していたけど1列丸ごと客席に引っ張りだされた皆様も良かったわそういや。


まだ全国ツアーは続くので詳細な内容の言及は避けるけど、
ふと最近気になったのが、「梅ちゃんの青いお正月あるいはメディア露出と、日本のゲイクラブシーンにドラァグクィーンのリップシンク歌謡ショーが出て来たの、どっちが先なんだろう?」ってなことだった。美声の梅ちゃんはライブでリップシンクいわゆる口パクはやらず、自ら歌い上げてくださっている。しかし、あの化粧そして衣装のバケモノ的圧巻ぶりは、完璧にドラァグ


どっちが先だからえらいってもんでもないし、現状はもう世間の視線は梅ちゃんの女装に対しても下げ女装に対しても「イロモノ」でいっしょくたに見られてるとはいえ、スタートラインがてんで違うんで一緒に語るのは無理があるし。
だけど、この国の衆目のあるところでドラァグ歌謡ショーやったのって、梅ちゃんはえらい黎明期のところだったんじゃないか。
そして、彼の観客いじり芸が、ゲイクラブでのドラァグショーに於ける客いじりに与えた影響ってのは少なからずあるんじゃねぇのかな、とか、ふと思ったのでありました。


まぁ、わたくしの1990年代こと前半戦は、育児と茫然自失とで終わってるんで、この目で見ちゃいないんですがね。生ゲイクラブシーン。