ただひたすらに歩き続けろ

先月は、終わってみたら、指名の数もそうひどく悪くもなかったのだが(すいませんね自己基準甘くて)、店からいただいたフリー本数が店内トップであったという。
苦笑する前に、とりあえず小さくなっとこう的展開。


在籍店舗、今までも指名率(本指・ネット指名問わない指名数/全ての仕事本数)は発表していたのだが、先月分からより明確に、全在籍女子のフリーの本数をきっちり出して来るようになった。
まー、店の意図はたぶん「精勤してりゃ、こうやってより多くのフリーに当たるチャンスもあるぞ」と言いたいのだろう。実際、それは全体ミーティングなどで度々言われているしな。
されど、そういう店の意図は何かと忘れられがちになるのが、この嫉妬多き業界。
そこいらへん、いろいろと覚悟しとかにゃならん。店が回してくれる以上、こっちはもう稼ぎやら気分的に腹一杯でも拒否はできないと思ってるから仕事してるだけ、であっても。


百年に1度の不景気だそうだが、それでも、今年もどうやら吉原に、いやとりあえず在籍店舗にはボーナス様が降臨したらしい。
せっかくフリー客が増加しているのに、フリー客の来店がある程度ある日に限って出勤女子が少ないというのは、なんというか皮肉だ。
そうなるってぇと、「お客とマッチングのしやすい条件の多さ」で仕事が来てしまいがちになる。オレ、そういう手広い隙間産業ポジションは確信犯で狙ってるし。(「手広い隙間産業」ってなんだよ自分。でもあるよなそういうの)
ある程度以上のリピーター率、ある程度以上の出勤率、ある程度以上のお仕事ぶり。とにかく「手堅い」のよオレ。そこだけは気合い入れて踏みとどまってるの。
そうしてると、外れクジだけは引きたくない、冒険したくないお客が来ちゃうのよ。すなわち「のるかそるか的面白みに欠けまくり」って事なんですがね。ほほほ。


それにしても。「どうせ月の半ばだし、月曜日だし」「出勤人数が多いし・少ないし」などと言って休んでしまう割には、あるいは日によって腹一杯の稼ぎができてしまうとさっさと帰ってしまう割には、「なんでフリーが回って来ないの」とぼやく同僚さんよ、とにかく店にいない事には、仕事は回って来ないって言う素朴なところはどうかお忘れなきように。


自分はと言えば、「毎月コンスタントに月収50万円あれば、もろもろの蓄えの予定含めてどうにかなるんだが、んなことも言ってられない浮沈激しい業界だしなぁ。前倒し前倒しで稼げた時に貯めとかないと、また秋が来るしなぁ。春先もあるしなぁ」とぼやきつつ、日々トレドミンとコルヒチン、しばしば市販あるいは処方された鎮痛剤など飲んで働き続けている。
「本当の本当に動けなくなるまでは、とにかく日々仕事に出て暮らす」がここ数年のマイテーマ。
特にここ数年、「オレの稼ぎだす金の大半は、オレのために使われない」ということがいよいよ鮮明になって来てからは、まぁ無理が押せる事押せる事。
これ、他人事だったら、アホらしく見えるかも知れないが。決定的なところを、要領よくやれないもんですからねぇ…。