こんなもんをのんびり読んでいる。
顧客から5千円分の図書カードをもらい、いやどうせならどかんと値の張る、普段は図書館でしか借りれないような本いっちゃおーよ、と考えて、手にしたのがこれ。久しく民俗学関係の本は読んでなかったし。
- 作者: 新谷尚紀,関沢まゆみ
- 出版社/メーカー: 吉川弘文館
- 発売日: 2005/12/01
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログ (4件) を見る
事典だから、当然、順を追って読んで体系的に理解するという性質のもんじゃない。
実家所在地は母の里方とも父の一族の出身地とも違う葬式次第があるところで、自宅で出した祖父の葬儀の時には、ありゃかなりベタに土地の習慣に合わせたんだねぇ、まぁそりゃ、葬儀を出す家は周囲に葬式をやってもらうんだもんねぇ、だけどそれに違和感があったから、祖母の葬儀の時には通夜から葬祭ホールでやったんだろうねぇ、などとぶつくさ考えてみたり、海辺にある母の実家から出した葬儀で行われた謎の行事はこのことか、とか、いろいろ、1人納得して読んでいる。
で、とりあえず、細木数子あたりがテレビでさんざん言っていた「正しいご先祖供養」とやらは、やっぱり鵜呑みにしちゃいかんだろう。普通にあるんだろうなと思っていたけど、やっぱりトラディショナルに全国的に他家の客仏をおまつりするっつう習慣、あるんじゃん。男系父系だけひっぱってこいって、伝統的にもリーズナブルな話じゃないじゃんよ。