岡村靖幸、なぁ

I嬢と話した通り、「アメリカなら逮捕される前に自分でリハブ行って、出たり入ったり繰り返してんだろうなぁ。そもこれくらいじゃ逮捕はなかろうなぁ。やってる人間が多すぎてキリがないもんなぁ」って感じで。


もう20年以上は軽い昔、スローハンド親父も歌ったものをしばらくやる機会があったというか、いきかがり上オレもやらないと一緒にやってた相手は行くところまで行っちまうなという感じがしたのでやってしもうたのだが、オレはその後他の幾つかのもののお試し機会に遭遇してお試ししたりもしたけど(ここのところが、オレの人生にはまだ本当に辛い事はないんじゃないのか、と思うゆえんであったりもするんだけど)、そいつらとのつきあいをずるずると続けたってことがなかった。


これまでにはっきりと依存になったものと言えば、セックス、あと、酒か。
(…この国にあっては、もしかしてドラッグは依存するにしても入手方法がめんどくさすぎて、他に走ったって事なのかも知れんなぁ。こうやって並べてみると)
なんにしても、オレは薬物にはあまり興味が無いらしい。興味が無いもの、よく分かったと言えるまでつきあった訳でもないものをいいの悪いのと語るのは僭越ってもんだろう。
ただ、いわゆるヤク切れ後のひどい虚脱感だけは「憶えとかなきゃな」と思って、憶えている。「やってる間はよくても、切れたらこりゃ、なんもできんな。これをやってるのが当たり前になったらそりゃあ、世には出ていけまいな」とは十代の子供にでも分かったのだ。


ともあれ、3度目の逮捕になってしまったオカムラが依存と言えるまでに違法のドラッグをやめられない状態まで行ってるのかどうなのかは、本人にしか分からんよな。
Sly Stoneになれるわけでもなかろうし、どうしたい、どこへ行きたい。
裏切られた、とか、ひどい、とは、オレはオレとて世間的常識の世界から外れて暮らしてるんだし、思いはしないが。
世の中から隠遁したいんなら、別にこのまんまでもよかろうがね。
隠遁されたら悲しいってのはオレ個人の希望でしかなく、彼の人生をどうするかは彼個人の問題だ。
もはや、ここまで来たら「待つ」とも言わずにただ見続けるだけだな。ファンとしては。