Chris Cornellの声に虚をつかれる

茶の間の自分の居場所まわりの「巣窟」ぶりがあまりにひどいので、収納場所がもはや足りない故の物の積み上げっぷりは変わらないものの、せめて分類などしていると、流していたiTunesのバーティシャッフルからSoundgardenの"Black Hole Sun"が流れて来て、頭の中はまったくドメスティックな作業の事だけにとらわれていたはずなのに、あやうく泣きそうになった。

Superunknown

Superunknown

オルタナグランジを振り向かなかった自分がなんで彼らのアルバムを買ったって、そうだった、10年以上前、やっぱりこうやって「作業B.G.M.として何となく」流していたケーブルテレビのMTVから彼らの曲が流れて来て、オレは虚をつかれてしまったからだった。


このへんは、もしかすると彼らが売るために作った曲なのかもしんないけど、それでもオレはいまだ、不意に彼らの曲が流れて来ると振り向かされる。
…ああ、ここんところ久しく、そういう感じで音楽と遭遇してねぇなぁ。
どこかで耳にするのは、どうでもいいか、もうとっくに知ってる、もうここまでで可哀想なくらい消費された曲ばっかりだ。
そういうことからも、ああ、オレはもう随分長い事狭い囲みの中に自分を閉じ込めていて、だけどそうしておかないと生活して行く事は適わないんだろうなぁとさらに泣きそうになったりもするのだが、結局、分類整頓作業に戻る。