10年前のオレを知る人々ならば

ここ数年のオレの社交性の失われ具合には、驚くんだろうかね。
オレ自身も、自分がより健全に暮らすためには、不健全なほど外部との接触を断って暮らす方がいいようだと気が付いた時にはびっくりだったけど。
かつてのように頻繁にオフ会主催するなんて事は今後「余生」ってやつが来てある程度の暇を得ても、もうやらない。
なんせ、もう基本が「…そんなにいつも人と口ききたくないなぁ。それどころか、できれば、できるだけ口ききたくないなぁ」くらいの状態なんで。


昨日はそれでも、もはや旧友と言っていいであろうI嬢と話していて、SNRIとかマイナートランキライザーの効き加減について「助かるけど、『なんだよ所詮脳内の物質の事でしかないのかよ!』って愕然とするよねぇ…」と気分変調持ち同士でぶつぶつ話をしていた。
薬を飲む前、あるいは合わない、効き出す前の苦しさってはこっぴどいものなのに、ちょっと脳内に出るものを足してやったり引っ込めさせたりしただけで、それはそれでまた別の悲しさや苦しさや怠さが来もするんだけど、あの苦しさがいなくなると、本当に「そんなもんでしかないのかぁ!?」と腑に落ちない。


しかし、いくらトレドミンが合うったって、それでいつでも朗らかに暮らせるようになるような性根の持ち主ではないんで、オレはこの休みもひっそりと暮らしているのであった。
考えてみれば、ブログで旧知の筋と元・現同僚さんの幾人かに近況報告をする以外は、自分からは休日に人様に向かって電話やらメールを入れた事があるだろうか。ないな。本当にひどい社交性の人間である。