「やれる/やれない」と「もてる/もてない」は別の話

かつて小見出しのような事を書いた。


金が介在してなくても、誰かと継続的に交際するというハードルに比べると、とりあえずセックスするってことのハードルはものすごーく低いところにある。
そして、そのハードルの低さゆえ、人はやりたくてやってみたはずのセックスですら、しばしばひどい目に遭ってみたりすると。


「やれる」という事のハードルの低さに関連して、かつてなら伝言ダイヤルやテレクラ、今なら出会い系、ついでに風俗における男性側の「信じられないような女と会っちゃったけど、とりあえず性欲の行き場がなくなると困るからやっちゃった譚」というのは何かこう一つのフォークロア的ジャンルとして確立している感じだ。(風俗嬢なんかやってると、客からこれの聞き手になる事も多いんだな)


そういうのを聞かされるたびに「セックスっていうのは、双方にそうそう望んだものをもたらさないものになる事も多いよねぇ」と、またいつものごとく途方に暮れるオレが。