なんだ今月の本指名の数は

いかんなぁ、先月前半は猫の介護で心ここにあらずで、後半は猫の死で心ここにあらずだっただけはあるなぁと、手帳を見て1人参ってみる秋の朝。
しかし、まぁどうしようもなかったわな。あれ以上にはどうにもできんかったわな。
さすがに、ほとんどのお客にはそのことについて話はしなかったけど、それゆえなのか、話をしたとしてもたいていの人間は「たかが猫ごとき」にこうまでシリアスに悲嘆しているのを見たら、ま、引いてあたりまえ。


新しく来た猫もすっかり懐いてくれた今日この頃であるし、自分を立ち直らせるのに気合いを入れるったってもう現状が限度なんで、このまま頑張り続けられる程度で頑張るしか、ないわいな。


今日はとてつもなく保つがお値段が電球のものとは思えない台所のダイクロビーム電球を買わなければならんし(我ながら、酔狂な電球を使う照明機器にしたことであるよな。茶の間のちゃぶ台上のPHランプもそうだけど)、娘の眼鏡は今の彼女にはフレームデザインも度もすっかり合わなくなってしまっているから、新しく作ってやらにゃいかんし、いよいよクラランスの洗顔石けんもエクラドジュールの美容液もないし、ぐわっと金の出る買い物だらけだ。
…ああ、憂鬱。せめてここで本屋で1万円使っていいよという状態なら、「よし、買い物行こう!」って気合いが入るんだけど。


自分の通勤・仕事バッグも、とうに買うべき時期なのは分かってる。ピカードのイタリアンレザーのトートバッグにずっと目をつけているのだが、そんなもんに金を使いたくない。
「うわーん、月にたった1万でいいから、コンスタントに書籍とCDに使っていいって金が欲しいよう。それ以外はなんにも買いたいもんなんてないんだよう!」と叫びたい気分であるが。
しかし、あまりに自分をみすぼらしくしちゃいかんもんな。幾ら稼げたとしても、学費にやたら金がかかる子供を抱えている以上自分に使う金はあとまわしになるもんだし、その「自分に使う金」も、趣味とアピアランスどっちの充実をはからにゃいかんかって、それは後者なのだよ。そういう仕事してるんだよ自分。
衣類にしてもそろそろ、もろもろの限界であろうよ自分。特に仕事下着なぁ…。
それらをなんとかするべく、そしてせめてCDの1枚も月末に買えるようにするべく、「もう稼がなくても稼げなくてもいい」などと言うではない。