摘発大いに続く

今吉原にまともにヤクザが直接経営している店はないようなのだが、どうも、オーナーがヤクザさんとおつきあいしていると摘発をくらってしまうらしい。
営業停止ステッカーが貼られているのもそうでないのもあるが。最近むやみやたらとシャッターが閉まったままの店が目立つ吉原である事よ。
だけど、聞こえて来る摘発理由の噂を聞くと、最近挙げられた店の多くは女子に非道を働いたとかそういう事じゃないんだよなぁ。


「管理売春」ってのは、もう本当にそれをご当局から言われたらどうしようもないが。なんせ、この街全部でそれやってんだもん。言われちゃったら全部の店がそれはその通りですわいな。
しかし、たとえばその「管理売春」の根拠が、遠方から稼ぎに来ている女の子を宿代を浮かせるべく店泊させてあげていたというようなものだったりすると、なんだかなぁな気分。
ちなみに一般論として、店泊はもちろん、吉原の場合はソープランドが女子のために寮を用意するのは御法度なのである。女子の身柄を拘束まがいに管理していると見なされるらしい。
このへんなんとも「結局、ここで何やってるかはみんなわかってんじゃーん!」と叫び出したくなるような話なのだが。規制がかかればかかるほど、その適用がやたら厳密になればなるほど、この街では何が行われてるのかはっきりしちゃうわなぁ。


でもボク等、建前はあくまで「女三助」で、マッサージ屋さんなのよねん。
経理の上では、お店の入浴料からアルバイト代もらってって事になってるのねん(苦笑)