人はしがらみの上で生きているもんだが

昨夜仕事の帰り際、ベテラン姐さんと長話。
…あー、なんつーか、やっぱり三十路も中盤以降になってこの仕事を続けるっていうのは、自分のためじゃなくてどうも誰か、しかもそれはたいてい複数のためだわなぁ。ちーとじゃ済まない複雑な経緯があるわなぁ、と自分の事情も振り返りつつ。
どうしてこう女っていうのはまともに身内の因果を被るかな。自分の身内のだけならまだしも、つれあいの身内の因果も引き受けて引き受け続けてるパターンだらけで。


そりゃ男性でもそこいらへんから逃げられない人々はたんといるけど、どうしてこう女性の方がよりそこから逃走しにくいようになっているのか。
もっとも、オレはここしばらくはそのしがらみに対して距離を取るようにし、そしていよいよ仕事にもある程度の不熱心を決め込んでしまった。んで、なんとか耐えられるバランスを確立して、わざわざ逃げ出さないように自分を仕向けてる気がしなくもない。
この辺の変なギリギリでのバランス感覚が、オレのとてもつまんないところだな。
どっか決定的に破綻してない風俗嬢なんてどこが面白い。