他山の石とか対岸の火事とかまだそういう傍観の方がましでは

ネットニュース斜めに見ていて腕組みしちゃったんだけど、もしかして、この頃世間に流行るのは「あげつらいとリンチ」ですか。
あのさぁ、小学生の帰りの学活の「反省会」じゃないんだからさぁ。
「こいつは叩いていい」ってものを見ると、皆さんもうたいがいなことするよね。また、マスコミも「これを叩きなよ」って出し方するしな。特にテレビ報道。


形を変えた「公開処刑」みたいなもんだよなぁ、これじゃ。群集が石を手にしての。
そういうものを欲しているオノレの心理状態っていうのはどういうものか、石を手にする人間は考えたりしないんだろうか。
たしかにね、モラルや規則に反する事は反する事だろうけど、それをわざわざどっかに告げ口に行くとか殊更どっかでさらしものにするってのは、いい大人がやるこっちゃなかろう。粋じゃないし。


で、子供のこの手の大騒ぎ、反省会の昔から思ってたけど、いい大人達は「それは問題だ」ってとりあっちゃいけないんでは。
あげつらい大好きな子供は、にわかに手にした正義の御旗を基地外に刃物よろしく振り回し続けますぜ。
自分が次に反省会で誰かに告発されるまでは。


追記・しかし、いわゆる「祭り」系の騒ぎを見るたびに思うんだけど、それって結局一種の鬱憤ばらし、ガス抜きの必要性がある人種によって開催されてんだろうけど、それって本当に参加してガス抜きになってるのかね。なってなかろうな。本当にただエスカレートして行って、相互不信だけがいや増して行くんだろうな。