珍しい事をするとたまにはいいこともあるものだ

なんと、公休日出勤(略して「公出」。「こうで」と読む。多分、少なくとも吉原では普通に使われる用語)したのに本指名が。
名刺を持ち帰れない家庭持ちの顧客が、店に問い合わせたらあたりまえのように「出てますよ」と言われたとかで、ご来店。
このお客は仕事では楽はさせてくれないが気分がいいお客さんなので、9月の平日にあってこれだけで公休日出勤が報われた思いになってしまった。が、さらにフリー1本ついて、ああ今日はやっぱり公休日出勤してやっぱり良かったんじゃないのという気分で帰宅。
今月は「息子の眼鏡作り直しショック」(「たかむらの茶の間」参照)などもあって、暇がはっきり予想されるのに何かと物入りなのだ。もう「1万と言わず千円でも多く」な気分で。


本当は今日から生理休暇の予定だったのだけど、4日夜の時点でまだ出血が来る気配がなく、そのときフロントに座っていたボーイさんが「…明日から生理休暇なんですよね?」「もう何かご予定入っちゃってます?」「出血始まっちゃってたらしょうがないですよね…」となにかとてもうら寂しそうに言うので、「6日連続出勤になっちゃうけど、そのあとも3連休あるからいいか」とつい思ってしまって、つい出てしまったのだった。(出血始まっちゃったら「生理来ちゃいました〜」って言って帰ればいいんだしねぇ…)


しかしまぁ、昨日はあまりに出勤女子が少ないので夜になって少しは動きがあったようだけど、9月に入ったら今年もまた暇だ。
残念ながら、やっぱり景気回復はごく一部だけでの話だよな。
夏は確かに去年よりも良かった。が、やっぱり盆が終わって9月が来ると、指名上位陣ですら待機室である程度の時間座っているのが珍しい事ではなくなってしまう。


店でまだまだ本指名よりもネットが頼みの、割と最近入店した若い女子の話など聞いていて、ああ、オレが最近ひどく苦しくないのは地味な生活が定着し切っているせいもあるけど、今回ネット指名が細々と来続けている顔見せ写真が「おじさん受け」だったからなのねん、と思い至った。
若い男子受けする写真の方が爆発力はあるんだけど、経済基盤が弱い若い兄ちゃん達はこの時期経済的理由であんまり来店しないのかも。
おじさん達は良くも悪くも経済基盤が固いからなぁ。