そして人様に絡んでみる始末

やはり数少ない友人の1人M氏に、「風俗嬢が社会活動に興味を持ったり金出したりすると、ああ罪滅ぼししたいんだなとか葛藤があるんだろうなとかいうように受け止める向きがいるらしいよ。オレびっくりしちゃったよ」とシラフでくだを巻く宵の口。
M君ご指摘の通り、オレは仕事の事を手当たり次第他人様に話すとオレがこの仕事をどう思っているかというスタンスから話さなければならないので面倒くさいからやらないけど。でも、うん、確かにものすごくあっさり「仕事」とだけ思ってるね。


なんていうか、知ってはいるつもりでいたんだよで。でも、改めて目にするとやっぱりびっくりする。
このびっくりは、「結婚したって事はバイがなおったんだ?」と言われて以来かも知れない。すごいぞ16年ぶりか(苦笑)


世間の中にこの仕事がみっちり反社会的なものであると断定して疑わない人、そしてこの仕事に従事する人間も反社会的性格を帯びている、あるいはそこまで行かなくても社会にまったく関心がないのが当たり前だって思ってる人が、一部の風俗ユーザー(いわゆる「あまりに夢見がちな困った客」)以外のフィールドにいるっていう事実に、オレは目をぱちくりさせちゃうんだな。
わー、オレも世間が狭ぁーい(苦笑)
これはまぁ、本当に改めて肝に銘じておくべきだな。オレはもはや世間一般が風俗嬢という存在をどのように見るかってことを、忘れかかってる。その程度にはどっぷり風俗嬢をやっている、と、そういうことだな。


しかし、吉原にいてかつて仕事場でバイセクシュアルあるいはレズビアンのカムアウトをした勇気ある「同じ組合の人」が本人不在の場でどのようにそれを知った同僚によって語られるかは繰り返し見て、「オレは仕事場ではカムアウトは絶っっ対ぃぃぃ、に、やらない」と決めたんだがなぁ。
一般に広く仕事カムアウトしないのは、その感覚に似てるかもな。
「どれだけ説明したところで、てめぇらに何が分かる。そっちはもう分かったつもりでいるんだから、オレが何言ったって見方は少しも変えないんだろう?」ってやつ。


そのへんの意固地さは振り返って反省しつつ、George Michaelのかつての素晴らしい作品のPVなど引っ張り出してみたり。

Outside

Outside

れっつごーあうとさいど!(苦笑)