エルフのビスケットを食べてみたいとずっと思っている

子供達とテレビでやっていた「ロード・オブ・ザ・リング」を観ていると、息子がボロミア指輪でご乱心のシーンで、「ジャック・バウアーと言いボロミアと言い、この声優さん不幸せな人の声ばっかり当ててる気がする」と言った。
ああ、そうなんだ。中の人が同じなのか。


ど厚い「指輪物語」をはじめて読んだ時には、ホビットさん達の食生活やら、ガラドリエルの奥方の館を経つ時にご一行が持たされたエルフ謹製のビスケットの味やらが気になったもんだなぁなんて事も同時に思い出した。
ああ、オレもじわりじわりといろんなものに中途半端な関心しか払わなくなる、払えなくなるつまらない人間になりつつあるのか。皺ができるより肉が下がるよりこういう加齢現象を感じる方がつらい。


話戻して、最近声優さんの声に反応したのは、せいぜいこないだどっかで速水奨氏の声を聞いて「あ、バーンだ」と思ったというくらいで。あ、戦国BASARA明智光秀か。
この頃は本当にもんにょりと適当にアニメ観てるんだなーとか、子供達がプレイしてるゲームも、(ヲタク上がりの親として正しい意味で)全神経を傾けてその背後から見てないんだなーとか、気が付くと寂しいもんだなぁこういうの。
子供達に「アナゴさんの中の人」の活躍を教えてもらったあとで「朝目新聞」のネタ絵を見せられてようやく笑う事ができたりする35才の夏。