最後にどう誉めても差別意識は見えるもんだ

ウリ専!♂が♂にカラダを売る仕事

ウリ専!♂が♂にカラダを売る仕事

店で同僚から回って来た。


読んでいてあまりに何度も目眩が起きたので詳細を忘れてしまったが、ゲイに対するたいへん無邪気で無意識な差別意識と、セックスワーカーに対するそれが二重に。
ただまぁ、そういうスタンスながらとにかく実直に書いているというのだけが救い。


しかし、やっぱり(どうしたってこの国じゃ相対的なものではあるにせよ)「貧困」を理由にセックスを売る人には、売ってない人売った事がない人はいきなり見方が甘くなるのだなぁ。

アマゾンのカスタマーレビューが皆さん甘くてびっくりした。
ゲイの皆さん、バイで女でというオレよりも、ヘテロ女子と推察される著者のスタンスには優しいというか、もうはなから絶望していて、情報量だけを見る事にしているのだろうか。
取材によって得た情報の量だけは、ホント誉められる本だけどね。あとは読んでいてきつかったなぁ。