金が絡まないセックスでもよくあるんだけど

自分の性的高揚のために、卑猥な言葉を言わせる男を、まぁ、相当数の女は軽蔑して、げんなりするのだよな。
いや、卑猥な言葉じゃなくて、愛の言葉でもそうなりがち。


こちらはサービス提供者なんで、引き出せるサービスはそりゃ引き出せる限り使えばいいんだけど、金払ってそんなこと言わせて、こいつらあとで自己嫌悪に陥りやせんかね、と、勝手に心配したりする。
まぁ、まったく何の疑問もなくご満悦でご帰宅する方が、より大きな問題を抱えているのであろうけどね。


財布に金が入ったからよしとするけど、今日も「仕事の最中」に常連客から愛の言葉を囁かれて、オレはたいへんにげんなりしている。
「貴方にこのペースでずっと通ってもらいたければ、愛してると言われたら、私はせめてにっこり微笑んで『大好き』とか言うべきなんでしようねぇ」とか、たまーにだけど言いたくなるんだよなー。いかんなー。


ちなみに、軽蔑するのは、「つまんない」からなんだと思う。
金が発生していれば、まぁ、つまんなくて当然というかしょーがねーよなーと諦めるべきなんだろうけど。
根本につまんない事を言い言わせる流れの中にははっきりと「力関係」のゲームがあって、その力関係にあまりに調子に乗っていても、無神経でも、見苦しいもんだからな。
まして売女相手に「おまんこ」言わせてもねー。前にも書いたけど、それはオレ等にはもう完璧に日常語なのです。控え室で日々連呼してる自分の身体パーツ名称に、今更、恥じらえるか?


今日の最初の本指の兄さんからは、「ごめんねー、オレホントしょうがないんだけど、お約束だと思ってつきあってねー。頑張ってお仕事してみてねー」というニュアンスが感じられて、「分かってるならよろしゅうござんす。きっちりおつきあいいたしましよう」と思えたものである。
それが、2本目の本指の客で台無し。やれやれ。