クレジットの支払いが滞らなかった一因

どうにもこうにも先行きが不安、という精神状態のときは、そして実際財布があまりにも苦しいときは、来月再来月にはどうにかできている、などとは思わないで、オレはクレジットカードでの買い物を凍結してしまったりもする。
手元にある金だけでどうにかしようとしてもどうにもできない時というのはあるものだけど、だからこそ、来月再来月の自分の収入なんて信用できない。


以前、書いたかなこの話。
かつて同じ店にいた、オレより年上でご母堂とともに暮らしている同僚さんが「たかむらさんもカード持ってるんですよね。どうやってちゃんと返済してるんですかぁ? 私いつまでもリボ払いが終わりそうにないんですよ…」とのたまった事があった。
その人の言い方は至って長閑であったが、オレは「それって、もし支払い滞納してクレジットカード会社から会員解除されたら、一括でどかんと支払いが来るってことだよなぁ?」と思い、ぞっとした。
「私は毎月の予算決めて使ってますねぇ…」とごにょっと答えたところ、「すごい。ちゃんとそういうことができるんですねー」と返されて、ますますごにょごにょしてしまったものである。そういうことができるんですねー、か。


ちなみに、オレはクレジットカードのキャッシング機能は「ないことにしている」
子供達には「家賃とか公共料金みたいな生活のベーシック部分の支払いは除外するとして、クレジットカードの利用は、自分の収入の、どんなにいっても1割までにしとかないと、結構苦しいと思うよ。スーパーの買い物に日常的に使ったりするなら、かなり厳密に予算生活にしないと危険だろうな」と、何度か繰り返し伝えてある。
クレジット払いで買い物するたびに手帳に書き込んで行く親を見たからには、彼らがこういうもので経済破綻はしないものだと思いたい。