バカ客の恋愛相談につきあわされる

どうもオレはWという姓の客にはうんざりさせられる運命にあるらしい、と思いつつ、「いやでも、これで、明日の月曜に茶をひかなければ、今週のちょっと無理っぽい目標、クリアじゃん。それに協力してもらったんだからせめて社交辞令は尽くそうぜオレ」と、我が身を叱咤激励していた本日夕方のオレである。


それでも、懸想している相手の感情の機微を察する事よりも、自分がストーカー扱いされて面子を潰される恐れの方がはるかに強い、ようなチンケな人間が、まともに人に相手してもらえると思うなよなー。っていうかどうしてそんなことも考えられないかね。と、やっぱりうんざりしてしまったり。


かと思えば、着衣からも頭髪からも「ここしばらく洗っていなかった夏場の室外犬の臭い」を放つ新人女子が入って来て、その臭いにはオレも他の女子同様に閉口したが、閉口しつつ「どうしてこの女子は自分の衣類や身体のメンテができないのだろうか。それは状況によるやむおえないものなのか、意志的にこの状態にしているのか、それとも、できる環境はあるができない精神状態・活動レベルにあるのか」などということを考えてしまっている。
身体の表面の脂が酸化した臭い、ってやつですな。
(…ああ、かの新人女子の表皮ではいろんなもんが活発に「かもされている」んだろうなぁ。ちょっと前にYouTubeで見た「菌劇場」を思い出してしまった)


この仕事、最低限の自己メンテっていうのが当然ながらある。
せめて、出勤前には全身は洗わなければ。私服はどうだっていいと言えばいいのだが、せめて仕事場で着る衣装は、臭わないようにしなければ。


この仕事に就いてるって自覚があれば、自分の家の風呂が壊れてたってどうにか出勤前に身体をどこかで洗う算段はするだろう。少なくともうちの風呂釜が壊れたとき、修理されるまではオレは上野くんだりまで出て銭湯で朝風呂浴びて来たが。
この仕事にありながら、頭皮近くの髪があからさまにぺっとりしてフケも浮き出るまで洗わず放置ってのは、本人の意思によるものならばちょっとしたテロですな。


そして、最低限の身体の衛生を保つ事ができないほどに活動レベルが低下していながら、店に出勤する事はできてしまう女子っていうの、いるのだよなぁこれも。
今回の新人女子だけでなく、今までにもいた。
こういうのは、本当にいったい何なんだろうか。