特に「人間が提供するサービス」ってやつ

美容室に行ったら、化粧品カウンターに行く気力が失われていた。
休日の2日にそれぞれを振り分けて1日1件にすればなんとかなるかと思ったが、やはり駄目なのだった。


あー、そりゃ楽天でプラチナ会員にもなるわオレ。
対面販売、疲れるんだもん。CD屋と本屋とハンズとロフト、そりゃ好きなはずだよ。店員、話しかけて来ないもん。
服屋でも、ゲート管理ものすごく厳重で構わないから、店員が声掛けて来なくて、試着自由で、直しとかサイズ問い合わせとかレジ一括でやってくれるような夢のような店があるなら、ちょっと高くても買いに行くよ、うん。
同様に、ゲート管理うんざりするくらいやっていいから、百貨店でブランド系化粧品ぐわーっと並べてセルフコスメみたいに買えるフロア、作ってくんないかなぁ。オレ、いいお客になると思うけど。


このへん、わかっているからできるだけ新規のひとづきあいは気安く増やさないようにしている。
とにかく、人と会う・話すということによるエネルギーの消耗にはすさまじいものがあるのだ。
んじゃなんでこの仕事よと訊かれたら、「こんなくたびれる事、金もらわないでやっとられっか!」と明快に答えよう。
(だから、自分の場合はこの頃仕事を離れると「余程重要な案件で会う相手」か、「よっぽどどーでもいい相手」、そうでなければ「自分がこういう状態にある事を理解している相手」にしか会わないという)


しかし、あー、自分がサービスを売る側として消耗するならともかく、買うのにも消耗するっていうのが。なんとも。
で、美容室とか化粧品カウンターって、楽しかった時期もあるんだけど、もうこの10年以上はただ疲れてしまうところに成り果てているのだな。


同僚さんの中には、休日にマッサージやアロマ系のセラピーを受けに行く人々も少なくないが、エネルギーあるよなぁとただ感心してしまう貧弱なオレである。
しかし、これはいつから始まっていたのだろうか。
かなり前、パソコン通信で「もうオフ会開催しないよ」と宣言したあたりでかなりひどいことになっていたのだろうけど、それよりもっと以前からだよなぁ…。とはいっても、これだってまだ「一昔前」までの昔ではないんだが。


そして、だから仕事でのオレは「優しい」のね。