こーてんせいめんえきふぜんしょうこうぐん

息子のとーちゃん(しつこいようだが彼とオレは結婚していない。彼が結婚したのは、彼がとんでもない未成年のうちに生まれている「息子の異母兄」を生んだ人とである。はい世の中ややこしいねぇ)はAIDS死だったが、うちの猫にも猫エイズ、FIV感染の疑いが出ている。
すでにうちの猫は引き取り前から猫白血病ウイルス、FeLVのキャリアであることが分かっていたので、猫エイズと猫白血病のどっちが怖いって猫白血病の方なので、さらに猫エイズキャリアが発覚してダブルキャリアだったりしたって、そのことは構わないのだが。


なんでそんな疑いが出て来たかって、具合が悪いのだ、猫が。で、その具合の悪さがどうも、獣医さんによれば猫白血病キャリアの症状というより、猫エイズキャリアっぽいと。
彼がうちに来てから1年3ヶ月、ここまでのレベルで具合が悪いのは初めてだ。
しかし猫エイズでも白血病でも調子を崩したら治療は対処療法しかなく、これまでに猫と飼い主にできる範囲での発病予防はやってきた。
最大限の治療とケアはしているつもりだが、基本的にはうちの猫本人がどれだけ闘えるかにかかっている問題であるし、飼い主がやってやれる事は少ない。


とりあえず、今夜はあと10分後に2倍希釈ポカリを猫にもう一度飲ませて、飼い主は寝る。
人間と猫のは当然違うが、猫までエイズと名のつくものに持って行かれるのはとても嫌だ。できれば、いやなんとしてでも老衰まで生きろお前、とうちの猫には念じている。息子のとーちゃんはたった23才で年を取らなくなってしまったが、うちの猫だってまだたったの推定4才だ。人間換算したってオレよりずっと若い。