しょうもない話を素でできるお客が来てくれるのは幸いである

ちょっと前、関西に転勤になったT氏が顔を出してくれたのは嬉しい出来事だった。


彼とは「元オタク同士のしょうもないネタ談義、オタク的メンタリティによる世間ウォッチング」をプレイの合間にげたげた笑いながらやっていて、たぶんオレの心のオアシスナンバーワンのお客なのだが、割と昼も夜もない仕事でまして関西に行ってしまってからは、なかなか会えない。
店通さないで会ってたら、友人はやれたでしょうなぁ。


今回ご来店時の話題のメインネタは「アールビバンその他エウリアンは生き残れるのか」というまたしょうもないネタで。(吉原でこんな話題引っ張れる女子、そんなにいるのかと思うでしょう。実はかなりたんといますぜ)
現在彼が勤務している関西のお洒落なオフィスビルでも、ちょっと前にエントランス兼イベントスペースにもエウリアン会社ご一行が展示販売会を開催していたんだそう。


「で、吹き抜けの上からパーテーションの切り方見ると、本当に怖い作りにしてあるんだよね。『うわ昔流行ったランズボローメイズだってもっと脱出しやすいよ』みたいな迷宮構造なの。で、そのどん詰まりのどうにも抜け出せそうにないところにご商談スペースがあって、また、建物はオシャレなビルでも結局入ってるのはうちみたいなIT系企業ばっかりだから、夕方どんどんその迷宮の中に仕事が終わったオタクが吸い込まれて行くのよ」
うわはははは。そうか迷宮構造なんだ怖いなオタク向け展示即売会。


「それも面白かったけど、今回久しぶりに秋葉原通ったら絵売りのお姉さんが秋葉仕様に変化していたのも面白かったよ」
「ああ、コスチューム絵売りっていうか、メイド」
「すごいなー、ちゃんと時代に街に合わせて奴等も進化するんだーと思ってねー(笑)」
メイド喫茶のキャッチかと思ったら、ってやつですねぇ(笑)」
「一瞬俺もそう思ったんだけど、なんかメイド喫茶のキャッチの女の子達と比べて、変にやる気に溢れてるから、変だなぁと思ったら…」
エウリアンだったんだ」
「そうそう、エウリアン
確かに、最近特にそうだけど秋葉のメイドさん達ってすんごいキャッチやっていてもアンニュイなんだよなー。なんであんなにアンニュイなんだろうなー。
ともかく、こんな話から「でももうダメでしょうなぁあのへんの騙し商法は」というあたりに展開して行ったのであった。


いや、こういう会話の前にちゃんと仕事はしてますよ。ちゃんと。