美容室に行きたくない理由

美容師のにいちゃん達は若いから(ここんところはこのところ「なんで若いのばっかりなんだ? ベテランはどうなってる?」と疑問ではあるけどそれはさて置き)、しょうがねぇんだろうなぁといつも思うことにしているが。


つきあっている相手がいるかいないかというのは、そんなに世間的に当たり障りがないあたりの話とされているのか?
このところ2連発で「彼氏、いないんですか?」(うん、今は彼女もいないぞ)とか、「いそうなのに、すぐにできそうなのに、どうして(作らないんですか彼氏を)」という質問をスタイリストにもアシスタントにもかまされて、彼らがそれを悪気のない褒め言葉として使っている様子なのに、嫌になったというより、なんか疲れてしまってるのだな。


で、「生活苦でそんなところにもう余裕が回らないのに気が付いた」と真実を述べたのに、なんでそれを冗談だと受け止められたのだろうか。
生活苦の人間はデジタルバーマかけてトリートメントも勧められるままに受けたりしない、ってか?
いや、そのへんはオレの仕事だと、ましてもはやこの年齢だと、必要経費でしかないんだよ。だから欲しいCDも月に1枚をコンスタントに買うことが困難なほどの生活苦でも、だいたい2ヶ月に1度は美容室に来るのね。


…まぁ、これもおおまかなところでは、確かに「男のための身繕い」だけど、自分の性自認がいまだ女というところにピンと来ない人間に取っては、女装の下地作りは特定個人のためであれ不特定の誰かのためであれ、息苦しいものでもありましてね。(それでも拘束時間の割に実入りがある程度以上あるから、友人曰くの「勤勉なサラリーマン風俗嬢」をやっている自分)
…ああしかし、来週こそたいがいに美容室行かないと駄目だ。ああ、辛い。