王子街道カールトン地帯の謎

もう10年以上、「カールトン・ウルトラ」という、タール1ミリのすかすかなメンソールを吸っている。途中、禁煙などもしたが、どこかで「もう自分は新たにこどもを持たないだろう」と予感したあたりで、禁煙やめた。
さらに以前は、ソフトパッケージのただの「カールトン」を吸っていた。


しかし、このカールトン、ウルトラでもそうじゃない奴でも、吸っている人をフィリップ・モリス吸いよりもずっと見かけない。
よって、自販機でもなかなかお目にかかれず、東京に出て来る前はうかつに切らすと仕方なく以前吸っていたクールを吸うとか(まだ結構好きですが)、クールもいないと嫌々マルボロのメンソールを吸うとかしていた。


が、上京して日暮里に居を構えて以来、この煙草が手に入らなくて苦労した事がない。なんせ、うちから徒歩3分以内の煙草自販機5台4カ所でカールトン・ウルトラが売られている。
で、うちの裏手に24時間稼働しているため「無法販売機」と呼んでいる煙草自販機があるのだが、何台もの自販機がまとまっているそこではなんと、並んでいる2台の自販機どちらもでカールトン・ウルトラを売っている始末。(だから5台あるけど4カ所とカウント)
また、この自販機が我が家から一番近いんだな。何の巡り合わせだか。
もうオレは1日に1箱までは吸いませんから(ピーク1日2箱半)、誰がそんなにカールトン・ウルトラを吸ってるですか。どうしてそんなにたくさんの人々がこの日暮里でカールトンを?


子供達とこれを「日暮里カールトン地帯の奇跡」と呼んでいたが、これだけで奇跡は終わらなかった。
縁あって息子が王子方面にしょっちゅう足を運ぶようになったところで、奴は言った。「王子にもカールトンの入ってる自販機がやたら目立つんです…」


そして我々の旅が始まった。
息子と王子までチャリを出して検証したところ、どうやら王子どころか赤羽まで、「徒歩でつながる圏内でカールトンが自販機から消えない」ということが確認されてしまった。
そして息子とオレはこの検証後、「王子街道を中心としたエリアはとにかくカールトン地帯である」ということにした。


それにしても、どうして本当にこのへんにはそんなにカールトンとカールトン・ウルトラが売られているのだろうか…。
西東問わず、日暮里在住でカールトンあるいはカールトン吸われている方。
これ見てたら名乗り出てやって下さい(笑)


追記・吉原でも、バス停から店までの途中の自販機に先日いきなりカールトン・ウルトラが入ってやんの。別にリクエストした訳じゃないのに…。
そんなにあの煙草、ひそかに吸ってる人間が多かったりする?
マルメンライトとかクールマイルド吸ってる人はしょっちゅう見てるけど、自分と同じ煙草は何年も前に風俗雑誌のカメラマンのおねーさんの尻ポケットに入ってるのを見たのが最後ですぜ。