それぞれの腹立ちのポイント

顧客からの埒もない日報の書かれた一方的なメールにうんざりして、「こういう事をいちいちソープ嬢に書いて来るような暇な奴だってことがこいつは恥ずかしくないのかね。お前等は金玉が精子でいっぱいになったら来るってメールだけ出して店に来て、やる事やって帰って、あとはこっちのことなんか忘れてりゃいいんだよ! こっちは金でセックスの相手してやってるだけなんだから。馬鹿野郎が!」と、携帯に向かってものすごい調子で毒づいていたベテラン同僚がいて、その怨念オーラの吹き上がりの分かりやすいものすごさにオレはおののいてしまったことがあるのだけど。


んー。オレは顧客からの一方的な日報メールであれば腹が立たないというか、割と好意的になれるかなぁ。
オレが嫌なのは、毎回「大変な仕事なのにえらい」とか「大変だろうけど頑張って」とか「君の事はどんな仕事をしていても尊敬できる」とか、そういう「うわ、侵害されてる。おまけにすごく無意識で善意でバカにされてる」感をオレが持ってしまうメールだなぁ。


友人I嬢が年単位の出張で渡米するにあたって同僚や取引先から猛烈な激励メールをもらって、それに彼女は律儀にせっせと返信しながら「うわぁぁぁぁ」となっていたそうで、話を聞いた上でI嬢から転送されてきたメールの内容を見ると、それはもう立派な「侵害メール」だったのであった。
そしてオレは「ああ、男性ってそういう失敗を風俗嬢や飲み屋のねーちゃんにだけやるもんじゃないんだ。っていうか、その侵害メールは男性の多くが女子の皆にやる失敗であるのだなぁ。これはただひたすら気持ち悪いものとしてしか受け取られない関係性であるという前提は、彼らの中にはないのか。なんだかなぁ」としみじみと悲しくなってしまった。


しかし、それを言ってしまう彼らは、「こんな大変な仕事してるなんてすごいよね。偉いよ」という言葉のしつれえさ加減がどのくらいものすごいものか、考えた事もなかろうな。
…あー、もしこの仕事が大変なものであるとしたら、それは「チミ等みたいな客」がいるからだよね(苦笑)
また、もう面白くなるしかない位、こういうのに限ってノースキン乞食な上に結婚願望が強かったりして、何を間違えたのかソープ嬢相手に結婚相手として口説きにかかるんだよなぁ。「オレは大事にするよ」って、いやノースキン乞食な時点でもう誰も大事にしてない・できてないからチミ等は(爆)