オレがなりたかった男子中学生にオレはなれなかったので

もう永遠になりそびれたままの男子中学生は、多分このままオレが幾つになろうとオレの中に棲んでるままのような気がする。
オレの中の男子中学生は、この世の中の誰より怒っている。永遠に怒り続けている。


さすがにこの年になると多少世慣れもして、社交辞令のひとつも頭は考えつくのだけど、考えついた途端「そんなの全部嘘じゃねぇか!」と突っ込まれるので、オレは結局ほとんどの場合人様に社交辞令は言わない。