ところで埒もない仕事の愚痴

「闇鍋」や「茶の間」で何度か愚痴ったが、どーにも頭の悪い、仕事やってる年数だけはベテランの域の姐さんが今の在籍店舗にいるのである。
先日彼女があっけらかんと手帳を広げてみせてくれたが、そこにはなんと、店のほとんど全部の在籍嬢の休み(曜日休みの子はその曜日、2勤1休など日数によるシフトの子はそのシフト)が書かれていて、オレは戦慄した。
「こ、これって何のために必要なんです?」と思い切って尋ねてみたが、「やーねぇ、必要でしょ」とまったく悪びれずに笑う彼女に対して、オレは請われるまま携帯電話の番号を教えてしまった事をそれはそれは後悔した。これは間違いなく、相手を自分のために使う事をあたりまえと思ってる人間だ、と確信した。

で、現在在籍店の同僚何人かで仕事の備品(はっきり言えば、グリセリン配合のヘタレ肌にはよりましに使えるローションの一斗缶)を購入していてオレは結局その幹事役からここしばらく抜けられていなかったりするんだけど、この「ベテラン」さんがこのところそこにちまちま抜けたり入ったりを繰り返している。
「苦しい時には遠慮せず脱会する旨伝えてくださいね〜」と確かにオレは言ったが、もともとそんなにマットをやらない人にはお得感は薄いですよと念を押したのに、「今回はボトル2本しか取れなかったから抜けます」と言ったかと思ったら「薬局で売ってるの高い! やっぱり戻ります」と言い、あげく今回は「今度もボトル3本しか取れなかった。私、すごく損してますよね?」(だから、オレは言っただろうが!)とのたまい、しまいにゃ「会に入ってる人の誰かからボトル1本あたり500円で買ったら駄目ですか?」と…。

そりゃあね。接客する数もマットやる回数もそれぞれ違うんだから、個人持ちの備品・私物の経費も違いますわな。このローションだって使う量は各人それなりに違うんですが。
が、そこんところちまちま計算してるのはいやらしいから、ブツの代金を頭数割りしましょうってことになってるんですぜ。
それともあれですか。幹事のオレが一斗缶からローションボトルに何本分取れるか計算あるいは計量して、そこから共同購入者おのおのが何本取って行ったかも記録して、きっちり使った分だけ徴収しろとでも。(そしたら、一斗缶使い切るまでオレローション代立て替えたままでいんの?)

他の共同購入者の同僚と協議の上、もう彼女には自分でグリセリン配合ローションのハンディタンクを買うなりして個人で対応してくれと申し渡す方向にしたいと思った。うんざり。
自分の納得や満足を通そうとしたら他人にどういう手間をかける事になるのかってことが、この人はまったく考えられんのだなぁ…。
この業界である程度の年かさの姐さんって、カタギ世間の同年代の女性より常識的だったり義理堅かったりする女性が多いから、こんなの見るとびっくりしちまうのだ。
これで彼女が金遣い全般に注意深い人であるというなら、オレももうちょっとご意見を尊重するのだが。そうじゃないからな。それで人数割りした「小銭」とこの業界なら言っていい額のことでぶーたれられると、理不尽さもいや増すってもんで。