精神のためには辞めるのも正しい選択であろう

先日、同僚のひとりから「お世話になりました」メールをいただいた。
このところ店長の様子に耐えかねている様子であったので、ああ、いついなくなってしまうだろうかと思っていたが。ついにか。

長々と在籍している店の雇われ店長氏のここ数年での変容にはすさまじいものがある。
前に楽天でも書いたような気がするが、本当に「どんなとんでもないビジネス書読みましたか。どんなタチ悪いセミナーに行かされましたか」ってな感じで。ひとりで空回りしてテンション高い。

まず、エネルギーを注ぐ方向が間違っている。「俺がこんなに頑張ってるのに」と彼より目下のオレ等の前でどれだけ切羽詰まられようとキレられようと、オレ等には彼の勤務評定は出来ない。
気分のむらによるあたりの強さ弱さは、ある程度こちらも「そりゃ人間だからしゃあないわな」と思うが、仕事場というところであまりにあまりなアップダウンを見せられると、下にいる全員不安になるのだよ。自分の仕事を目一杯やるというところより、上の人間のご機嫌を損ねないというピンとの外れたところに力を注ぐ事になって、いい結果にならんのだよ。

いくら平日の暇な時間だからって、すぐ隣の待合室にお客がいるところでボーイ怒鳴り倒してるのは、本当にどうかと思う。まぁ最大のギャグは、どっかから「送迎車の運転が荒い」というクレームがついたらしく、その件についてミーティングで店長氏は女子に「そういうボーイがいると報告があったらこちらに上げてくれ」と言ったのだが、客室で指名フリー問わず何人かのお客に聞き取りをしたところ一番運転が荒かったのはその店長本人であったという(苦笑)
しかも、「店の常連」であればあるほど運転が荒いという傾向があるのが聞き取りからまざまざと分かってしまい、「指名で来るようになったからって油断するな」と女子へのミーティングで言ってる事はそのままそちらにお返し致します、というお話だった…。

そのへんの失望から辞めて行ったベテランの姐さんたちの顔が思い浮かぶ、この時期である。
客を大事にするって、客小馬鹿にして口先だけでどうにかしようとすることじゃなかろうよ。とりあえずそれをすぐさま感じ取る聡明な客から離れて行っちゃってるけど、そのうち、繰り返しやられてるうちにバカでも何かしら感じ取るからな。知らねぇぞ、と思っている。
とりあえず、女子従業員はバカである方がたいへん都合がいいと思ってるくせに、そのありがたいバカを厚遇せず小馬鹿にし、気分次第でサンドバッグにしているのがあからさまに見えるようでは、どうしようもなかろうよ。
このトホホ感は本当に、マルチのにわかディストリビューターあるいは自己改造セミナーから帰って来たばかりの人でも見てるみたいで。