「闇鍋」から転載

とある方面のアスリートさんがフリーのお客でやってきた。
ご対面して「こりゃまたえらい爽やかそうな」と思い、服を脱いでもらって「はて、何のスポーツを」と思ったので、そのまま訊くと。
…ありゃ。そうなんだ。

今そのスポーツを、テレビで見られる範囲ですらまともに観戦してない事をちと申し訳なく思った。昔はよく見てたんだけどねぇ。実家所在県で盛んなスポーツだし。
でも、どうなんだろうなぁ。もしそのお客がどういう選手なのかをオレが知っていたら、あちらがやりにくかったかもなぁ。だから、それはそれで良かったのかも知れない。

現在、大怪我後のリハビリ中だとかで。その怪我の手術の傷跡もまだ生々しく痛々しかった。
怪我で動けなくなったらあっという間に体重が十キロ落ちたとのこと。その落ちた筋肉ををリハビリと平行して彼は取り戻さないとならないんだなぁ、大変だよなぁ、でも頑張れ。
彼の所属やらなにやら、詳細は訊かなかった。調べる気もないが、もし何かの偶然でどこかで彼を見かけたら、きっと応援するだろう。知らなくても、思い出せるうちは「戻りたいところに早く戻れますように」と思っているだろう。

朝のしょっぱな、ちと難儀なネット指名に遭遇してなんだかなぁな気分であったので、今週もそれよりももっとどうしようもない「…殺したい」的バカにたんと遭遇したので、今日の最後そしてシフトの最後に気分のいい青年に遭遇できたのはとても有り難かった。