下馬評でもう決まっていた感すら

昨日放送していた世界フィギュア2008女子フリー、中野友加里選手の順位には納得いかなかった…。
帰宅後に電話をかけて来てくれた友人ともその話になってしまったのだが、演技としての素晴らしさは、日本人選手の間でと言わず、彼女のものがだんとつだったのだが。


昨日は仕事場でそれを見ていたのだけど、途中まで「採点方法が変わって、特にトリノからこっち、フィギュアスケートってつまんなくなったなー」と思いつつ、口に出してしまいつつそれでも最後まで見ていたら、最後の最後で「すいません。まだつまんなくなかったです」と思う演技を見られたのに。


電話をしてきてくれた友人が「あの競技での今の上位陣は、結局アスリート」ということを言っていて、ああ確かにそうなったな、そしてそれが競技の中にある「演技」をつまらなくさせてるんだな、と思ったが。
「女子」のフィギュアにおける美しさを最大限に見せてくれたのは、やっぱり中野選手だったよなぁ。オレの立ち位置からいっちゃうのもなんだけど、ああいうのって結局は自分の属するジェンターの記号存分に発揮してなんぼ、だろう。
スタンディングオベーションを受けた選手にあの評価、どうなんだ審判団。

試合後、当の中野選手の顔がとてもすっきりしていた事は、救いと言っちゃっていいのかなぁ…。試合前に「無欲で滑る」と言ってたそうだけど。