顧客に飽きて来る、という話

しょっちゅう思う。数年越しの常連に対して。
「オレはすでにかなり飽きているが、チミはどうなんだ」と。
しかし稼ぎの事を考えると得策ではないので尋ねはしない。
初対面とか裏返してもらったあたりが一番いい顔できるって、そういうことなんだろうな。
今更「ああ、もしかするとオレ、実はかなり飽きっぽいのか」と考えたり。
まぁそうなんだろうな。しみじみ考えると。
元気だった頃はプライベートで寝てみた相手のほとんどからはばっくれて、2度それ以上会わなかったんだし。

「闇鍋」で書いた通り、年末ちょっと前からネット指名が淡々と鳴っているのだが、まだそれが続いている。2月が乗り切れたのはネット指名のおかげである。3月もそうなるらしい。
これだけ反応があったのは長いこの業界歴ではじめてだ。何人もの顧客に言っている通り、有り難い反面怖い。それは「こんなこた続くもんじゃないだろう」というオレの悲観癖にもよるのだろう。

ひとつ気が付いたのが、つい2、3年前までは「ネット指名」というと年齢層やその他諸々、バラエティがなかった。が、最近はどのような年代のどのような所属のお客がネット指名でやって来てもおかしくなくなっている。
今もかつても変わらないのは、仕事中に職場からソープランドのホームページを閲覧している輩が多いということ(苦笑)

夏向きのミディ丈ドレスを1枚、行商ブティックさんから購入。やや強めのラベンダー。
この春のためには、冬のうちに菜の花のような黄色のドレスを1枚購入した。こいつで久々に2万5千円クラスの仕事着買ったなぁ…。こいつとバーガンディレッドのドレスは客受けがいい。
この仕事を辞めたら、オレはこれらの服、「衣装」をどうするのだろうか。この頃よくそれを考えてしまう。